今回のテーマは投資におけるメンタルの重要さについて考えてみようと思います。
「あ~、あのときこうしておけばよかったな」
「判断が難しいな」
「この株は絶対上がるはず」
など、株式投資をしている上で必ず思い、過去の間違いを反省しがちなのではないでしょうか?
メンタルが強い人は上手く資産を伸ばすことができているかもしれませんね。
なので、こういう思考がどのようなことに起因しているのかを自分の経験をもとに解説していきます。
何故メンタルが重要なのか?
まずは、メンタルが重要なのかを考えてみましょう。
勝負をする人はメンタルトレーニングを非常に重要視します。
例えばスポーツ選手は体を鍛えるだけでなく、メンタルも並行して鍛えているのです。
それはメンタルが強くないと勝負に勝つことができないからです。
なので株式投資も同じでメンタルを鍛えることにより勝率が上がっていくのではないかと思います。
投資している株式の根拠が明確であれば、うろたえずにどーんと構えていることができるのです。
メンタルが弱いとどうなるのか?
メンタルが弱い場合は後悔することが多々あると思います。
例えば保有していた株式が値下がりしました。
そうすると、「やばい、損している。早く処分しないと。」
という思考になる人と、「まぁそのうち上がるから放置で」
と2パターンに分かれると思います。
相場で生き残るためにはこの後者が重要になります。
前者の場合はメンタルが弱く損した上にあとから値上がりし後悔するというダブルパンチに見舞われるにです。
何事にも過剰に反応してしまい損失は大きく利益が少なくという結果になってしまいます。
ではどうすればよいのか?その前に、
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、心理学者のダニエル・カーネマン氏によって1979年に提唱された理論です。
不確実性下における意思決定モデルの一つで、選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするかということを実験した結果です。
要は人は「利益を得るよりも、損をしたくない」ということです。
期待値が同額であっても損をしたくないという意識が働くのです。
こういう結果が有名な理論として確立しているのです。
どうしてもこの通常であればこの心理が働いてしまうのです。
例えばこの場合どうでしょうか?
①利益が90万出る場合が100%
②利益が100万出る場合が90%
この場合どちらを選びますか?
大体の人が①を選びます。
では、
①損失が90万出る場合が100%
②損失が100万出る場合が90%
この場合は?
多くの人が②を選びます。
投資の世界でも同じようなことが言えます。
損失を出すことを嫌い、無意識にリスクをとっているのです。
よって確率よりも心理が人を動かす原因となっています。
そして人は確実な結果を得ようとすることが言えます。
これらを頭に入れてさらに考えてみましょう。
ではどうすればよいのか?
投資で心理的に働いている要因は「期待」と「恐怖」と言えます。
期待に関しては単純で購入した株式は上がるだろうということです。
これらを分解し、根拠が明確であれば恐怖感が薄まります。
では「恐怖」は?
なぜ恐怖が生まれるのかというと、こちらは漠然とした不安によるものです。
根拠があって上がると思っても、世界情勢につられて下げてしまうのではないか?とか決算は大丈夫だろうか?とかいろいろな要因により恐怖が生まれます。
なので、この恐怖のポイントを無くしていくことにより自分に自信をつけることができます。
さらにそれが成功すれば成功体験として積み重ねられてより強みになるでしょう。
世界情勢については先読みすることができないとしても、決算は無事通過するかどうかはその時期を避けて購入すれば心理的恐怖はなくなります。
この恐怖を克服することによりメンタルが鍛えられていき、良い結果へと導いてくれるでしょう。
自分が不安に思うことを一つ一つ潰していくことが大事だと言えるでしょう。
不安が一切なければしっかりと構えることができて、ぶん投げ祭りに参加することが無くなります。
そして、強靭なメンタルを手に入れるためにはすぐにできることではありません。
時間をかけて失敗を繰り返しながら手に入れていくものなのです。
まとめ
どうでしょうか?思い当たることはありましたか?
自分の場合は豆腐メンタルなのですぐにやられてしまいます。
しかし、すぐに身につくものではなく性格的なこともあるかもしれません。
1日でも長く生き残ること、これが一番重要だと考えています。
なので毎日取引をしながらしっかりメンタルを鍛えていきましょう!
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